目次
1 石のいた場所(石の声;流浪の石;父の小石;石とリボン―旧紀州鉱山を訪ねて)
2 切り粉が飛んだあと(切り粉が飛んだあと;ソウルでぼくは眠れない―一九九六・夜の記憶;地を擲つ女;野菜を少し)
3 ぽごしっぷん・さらむ―会いたい人(父;南の島の女;洋裁のおばさん;植民者の息子;女人と夢のいのち;息子)
著者等紹介
愛沢革[アイザワカク]
詩人、翻訳家。1949年大阪生まれ。1970年2月『思想の科学』、71年7月『新日本文学』にエッセイを発表して執筆活動をはじめる。詩集に『石のいた場所』(2011.8)、翻訳作品に『空と風と星の詩人 尹東柱評伝』(宋友恵著、2009.2)、共著に『仮面―そのパワーとメッセージ』(2002、里文出版)など。その他、エッセイ作品に「詩人のいのち―尹東柱のこと」(『日本児童文学』2010年9・10月号)、「ソウル南の風・北の風」(1999~2005『人権と教育』『セヌリ』誌に連載)などがある。1990年代初めに新日本文学会の編集長、事務局長などを歴任したのち、96年から1年間、延世大学に留学。1999年夏、延辺(中国吉林省)に旅して詩人・尹東柱の生地、明東村を訪ね、以後日本で尹東柱の生涯と作品を追悼し顕彰する集いをひらいている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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