目次
N.スコット・ママデー
レスリー・マーモン・シルコー
ジェームズ・ウェルチポーラ・ガン・アレン
サイモン・J.オーティーズ
ジム・バーンズ
リンダ・ホーガン
ルイーズ・アードリック
ジョイ・ハージョ
ウェンディー・ローズ〔ほか〕
著者等紹介
青山みゆき[アオヤマミユキ]
足利市生まれ。編訳書に『エリカ・ジョング詩集』(土曜美術社、1993年)、日本現代女性句歌選集A Long Rainy Season(Berkeley:Stone Bridge Press,1994,1995年度ベンジャミン・フランクリン賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ペグ
54
「カッコーの巣の上で」読了後、手に取る。ブロムデンはカナダに向かって歩き出した。その足跡を辿ると詩たちが待っていた。動物は熊、犬、うさぎ。鳥はタカ。色は青。星、太陽、月。12名の詩人たち。好きだったN・スコット・ママデー。「ほら 僕は生きている 僕は生きている」〜(ツオタイ・タリーの喜びの歌)より。2018/04/02
テツ
17
アメリカ先住民。ネイティヴアメリカンの方が紡ぐ詩。誇りと尊厳を奪われ穢され祖先たちを虐殺された末に至った現在では、精霊が闊歩し果てることなく繰り返す生命の円環に人々が組み込まれていたアメリカの大地は遥か遠い昔に。それでも過去の悲劇を紡ぎ、僅かに感じ取れる精霊の息吹を紡ぎ、大いなる生命の円環を紡ぐ言葉の力。どんなに嘆いても歴史は変わらないし失ったモノも戻らない。唯一出来ることは今現在の世界を言語化して未来に向けて紡ぐこと。2018/02/16
椛
12
弟からの借り本。 全く理解できなかった詩。 理解は出来ないけど、なんとなく好きな詩。 難しいけど読んでよかった。2019/08/21
吟遊
3
ネイティブ・アメリカン・ルネサンスと言われた1960〜頃の近現代詩。彼らの血を継ぐ詩人たちが英語で書いたもの。とくだん、ネイティブ・アメリカンの文化や世界観に基づいているかというと、ややアメリカナイズされた文学だと思った。2015/09/18
ポカホンタス
3
アメリカ先住民の現代詩。何気なく読み出して、気がついたら、アメリカ原住民の住む町に立っていた。そこには骨太の自然があり、祖先の霊がリアルに跋扈していた。侵略者たちに虐殺された歴史が、生々しく残されていた。詩の言葉は容赦なく私をその場面に連れ出した。背筋が凍り、涙があふれた。詩の言葉の持つ力に畏敬の念を抱いた。2010/06/07
-
- 洋書
- Overtime