内容説明
世紀末芸術家のフォーゲラーは、第一次大戦以降、社会主義の理想を求めてドイツからソ連へ渡り歩く。道半ば孤独な闘いのなかで窮死するが、作品は見果てぬ夢の証しだ。その壮絶な人生の全貌が本書で明らかになる。
目次
生いたちと教育
初期の作品とバルケンホフ
人生の危機と第一次世界大戦
コンミューンとバルケンホフ労働学校
世界のはざまで―ベルリン・モスクワ・ヴォルプスヴェーデ
ソビエト連邦への亡命
著者等紹介
ブレスラー,ジークフリート[ブレスラー,ジークフリート][Bresler,Siegfried]
1957年ブレーメンに生まれる。中学教師及び教員養成所講師。ハインリッヒ・フォーゲラー協会理事。1985年以来ハインリッヒ・フォーゲラーの生涯と作品を研究・発表してきた
鈴木俊[スズキシュン]
1931年東京に生まれる。東京大学卒業。詩作、エッセイ、翻訳に従事。日本文芸家協会会員、日本翻訳家協会評議員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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