内容説明
密かに詩人を天職と思い定め、地方と世界に真向い、歩んできた東北の詩人による芸術観、生死への考察、現況への批判など、三十年に亘る詩論・エッセイの集大成。
目次
1 美と生命(現代詩の美意識点描;漂白された闇の奥で―現況と美意識;現代詩において抒情は可能か―日本の詩の抒情の意味と行方 ほか)
2 詩想断章(子供時代―その心の拡がり;微笑について;成長期の教養 ほか)
3 自伝的詩遍歴から(詩作への出で立ちを前に;私の詩的夜明け;「地球」に至る遍歴から ほか)
著者等紹介
前原正治[マエハラマサハル]
1941年宮城県塩釜(竃)市生まれ。早稲田大学(文学部英文科)卒業。詩誌「地球」・「開花期」を経て、現在「撃竹」同人。詩作集『小さな世界』(私家版・第九回晩翠賞受賞)、『魂涸れ』(書肆季節社・H氏賞次点)。現在、日本現代詩人会・日本詩人クラブ各会員、日本現代詩歌文学館振興会評議員、晩翠賞委員、土井晩翠顕彰会委員、仙台文学館運営協議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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