内容説明
生きている証しと生の豊かさを描く日本のハンセン病詩を、今、どのように詩史的に位置付け、評価するのか。
目次
魂の癒しという最大の主題―「ライ文学」
詩人・大江満雄とハンセン病―詩とライ
詩人・村松武司における朝鮮とライ文学
「ライ文学」の意味とその位置
塔和子の世界
栗生楽泉園の詩人たち(鎮魂と奪回、桜井哲夫詩集『無窮花抄』;らいになってよかった―天使の飛翔、桜井哲夫詩集『タイの蝶々』 ほか)
ライ文学の現在―生とユーモア
日韓「ハンセン病詩」管見
著者等紹介
森田進[モリタススム]
1941年さいたま市(旧浦和市)生まれ。同志社大、早稲田大卒業。梅光女学院高校(下関市)、四国学院大学(善通寺市市)、恵泉女学園短期大学を経て、現在恵泉女学園大学教授(文学)。1978年に韓南大学助教授(韓国・大田市)、2000年に新羅大学客員研究員(韓国・釜山市)として生活する。詩誌「開花期」を経て、現在「地球」「嶺」所属。現在、群馬県、栗生楽泉園慰安会発行「高原」誌の詩の選者、「詩と思想」編集長
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