内容説明
穆旦(1918~77)は、大学の助手であったが、日中戦争時にはビルマ戦線へ赴き日本軍と戦った。苛酷な戦いを通して、人間社会の所有する果つることのない原罪を確認する。晩期20年間は、文革により強制労働を課せられ執筆を禁じられた。本格的な現代詩を生み出すべく、人類の知恵の樹を祈求しながら苦闘した稀有な詩人の全貌。
目次
第1部 詩集『探険隊』
第2部 詩集『旗』『穆旦詩集』
第3部 詩「寂れた村」ほか
第4部 『穆旦詩選』など
第5部 穆旦回想など
第6部 穆旦の足跡とその詩
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- 和書
- 世の終わりの贈りもの