内容説明
ヨーロッパ諸国のルーツをなす「王朝」。20世紀初めまで、ほとんどの国は君主制の下にあった。現代ヨーロッパに生き続ける、王朝時代の多彩な歴史と遺産。
目次
第1章 ドイツ
第2章 オーストリア
第3章 フランス
第4章 スペイン
第5章 イタリア
第6章 ベネルクス
第7章 イギリス
第8章 北欧
第9章 ロシア
第10章 バルカン
著者等紹介
加藤雅彦[カトウマサヒコ]
1927年名古屋市生まれ。東京大学法学部政治学科卒業後、NHK入局。ベルリン自由大学留学。NHKベオグラード、ボン支局長、解説委員。欧州問題研究家
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感想・レビュー
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おくりゆう
8
ヨーロッパの歴史を知りたくて読みました。図説のとおり、図が多く、国ごとに簡潔にまとまっており、構成上、仕方ないものの各国の歴史を時代的に並列にみれるようになっていない(年表なし)のは残念ですが、入門書としては良かったと思います。現代の各国の基盤、という冒頭の一文は弱い国もありましたが、わかりやすく勉強になりました。2013/10/06
かんやん
6
駆け足で辿る世界史の復習。高校生のとき授業中に小説ばかり読んでて、今になって、ちゃんと勉強すれば良かったと、後悔することしきり。歴史小説や昔の小説で得た断片的な知識を、今一度全体図の大きな流れのなかに置いて、再確認することかできて、有意義な読書でした。プロイセンと神聖ローマ帝国の関係など、ドイツ文学を読む上では知っておいた方が良かろう。それにしても、ノルマン朝以来イギリスの王がすべて外来とは知らなかった。現在のウィンザー家は、第一次世界大戦の折、ドイツの家名をイギリス風に改めたって、目から鱗なんですけど。2016/09/07
タミイ
3
その名の通り、ヨーロッパの王朝の歴史や特徴が豊富な図と共に国別で簡潔にまとめられている。特定の国ではなく全体感を掴むための入門書として読みやすく良かった。王朝間の横の繋がりなどがもう少し頭に入ったら、いくつか国別にもう少し詳しい本を読んでみようと思う。2015/12/26
フブキ
1
知識が足りないので勉強中。あちこち繋がってんだなあ。ロシアもうちょっと詳しく調べてみたい。2010/05/07
綾月
0
【図書館】2013/12/02