目次
現実を直視し、農政の歩みを振り返る
1 大急ぎで「かたち」だけを整えた「見直し」 5年に一度の進捗点検も履行せず―会計検査院が「おかしい」
2 「疲弊する農山漁村」の実態を把握しているか?農業のみならず、農山漁村地域が総崩れに
3 必要不可欠な省庁横断的な「定住推進政策」 みどりの食料システム戦略もスマート化も実現性が薄い
4 大規模化だけの「成長型モデル」を転換 新たな「食料システム」の立ち上げこそ急務
5 リスクも不安もない食料を正当な価格で手に入れる 適正な価格形成を法制化するには
6 国内産地の衰退は加工・流通業と消費者の「危機」 コメ不足報道の裏にある経済格差と貧困に目を向ける
7 有機農業に不可欠な地域における「耕畜連携」 農家の「営為を評価しなくていいのか」の視点
補論 何が日本の農村を荒廃に向かわせるのか?
著者等紹介
金子勝[カネコマサル]
1952年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て、淑徳大学大学院客員教授、慶應義塾大学名誉教授
武本俊彦[タケモトトシヒコ]
1952年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。76年農林水産省入職。ウルグアイラウンド農業交渉、食管法廃止・食糧法制定作業、BSE問題などを担当。衆院調査局農林水産調査室首席調査員、内閣官房審議官を経て農林水産政策研究所長。2013年に農水省退職後、農政アナリストとして活動し、2018年から24年まで新潟食料農業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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