目次
始めに 日本の農業と食生活を持続するために
持続可能な社会への転換を迫られている
近い将来に世界規模の食料危機が襲来する
なぜ食料を増産することが困難になったのか
開発途上国に飢餓がなくならないのはなぜか
農と食の領域におけるSDGs(持続可能な開発目標)
「持続可能な農と食」とはどのようなものか
日本の農業を持続可能にする取り組み
豊かな食生活を持続可能にする取り組み
農と食の分野における環境対策
農(生産者)と食(消費者)の協力が必要である
飽食と崩食の食生活を反省する
農と食を持続可能にするために必要な倫理
あとがき 私たちは未来の食に対する責任がある
著者等紹介
橋本直樹[ハシモトナオキ]
京都大学農学部農芸化学科卒業。農学博士。技術士(経営工学)。キリンビール(株)開発科学研究所長、ビール工場長を歴任して常務取締役で退任。(株)紀文食品顧問。帝京平成大学教授(栄養学、食文化学)。現在、食の社会学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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図書館本、2023年発行。SDGsの中でも特に日本の農業、食糧問題についての解説と啓蒙的な内容の本。問題提起は妥当だと思うものの、どうしても「すべき」論に纏まってしまっているので、この路線で進む限り一般(人)のSDGsについての理解・諒解は得られないと思う。自身の見地からして、他者にそれらの不必要性や不可能性を説くやり方はどうしてもヴィーガニズムやベジタリアニズム的な不信感、不愉快さがある。ぼく自身はSDGsの取り組みについて好意的に捉え、できることから始めたいと思っているが、理解を得るのは難しそうだ。2024/07/07
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