目次
1 現代における協同組合の課題―社会改革問題を中心に
2 オウエンの思想と地域共同体建設(ニュー・ラナークの「統治」と特徴;協同組合による地域共同体建設;オウエンの思想と理論;オウエン思想とロッチデール)
3 モンドラゴン協同組合と地域社会改革(モンドラゴン協同組合の誕生;モンドラゴン協同組合と労働者協同組合;地域社会改革とモンドドラゴン協同組合;アリスメンディアリエタの社会改革思想)
4 現代社会と協同組合の役割(矛盾が深化し多様化した現代社会;現代社会と協同組合のアイデンティティ;現代社会と協同組合の新たな役割)
5 協同組合と社会改革の課題(空想的社会主義者と社会改革問題;多数者による社会改革と協同組合)
著者等紹介
北出俊昭[キタデトシアキ]
1934年石川県生まれ。1957年京都大学農学部卒業。全国農業協同組合中央会入会。1983年同退職。石川県立農業短期大学教授就任。1986年同退職。明治大学農学部教授就任。2005年同退職。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンギ
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マルクス主義の香りが漂う、協同組合入門書。値段が少し高く感じられた。協同組合は古い考え方で、産業革命から出てきたらしい。内容はオーウェン→ロッチデール組合→モンドラゴン協同組合という順番であるが、最後はマルクス・エンゲルスの協同組合論が最強だ、と言っているけど、そこは同意しかねる。ロッチデール、モンドラゴンは全然知らなかったので、いい勉強になった。組合の中でも労働からの格差は多少認めているらしく、意外だった。日本の農協とかちらっと出てくるけど、もっと日本の協同組合も取り上げて欲しかった。2012/12/23
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