出版社内容情報
全国一の農業生産地帯である北海道において、元気に「なにか新しい」取り組みを行っている農家を、農業地帯別に分類し、それぞれについて簡潔な素描を行う。そして、それらの取り組みが従来北海道で行われていた農業とどのように異なるのか、といった疑問から、農家の取り組みから学ぶものは何かを考えようとしたものである。
はじめに 編者一同
第1編 北海道農業の展開と「新しい農家経営」の出現
第1章 北海道における戦後50年の農業展開の特徴と今後の課題(七戸 長生)
第2章 「規格型」農業の見直しの視点と「新しい農家経営」の特徴-調査事例から学ぶもの-(志賀 永一・寺本 千名夫)
第2編 道南・道央低地地帯
第3章 効率的リサイクル生産システムとしての農業経営-松岡農場(北檜山町高橋貞光さん)-(須藤 純一)
第4章 農業をささえてくれる山林-厚真町 本田弘氏-(小島 英明)
第5章 唯一人で作り上げた機械化玉ねぎ直播栽培体系-江別市篠津 高田農場-(高井 宗宏)
第3編 稲作地帯
第6章 特別栽培米・有機野菜を地域・学校給食に供給-美唄市「元氣招会」(今橋道夫代表)-(飯澤 理一郎)
第7章 無理せず頑張る新米農家-旭川市神居 浅野晃彦氏-(寺本 千名夫)
第4編 畑作地帯
第8章 消費者に農産物を届けて農を考える-訓子府町 中西康弘さんの実践を通じて-(長澤 真史)
第9章 地域農業とともに歩む-農事組合法人卯原内酪農生産組合-(市川 治)
第10章 産直も手がける酪肉複合経営-
内容説明
本書は、全国一の農業生産地帯である北海道において、元気に「なにか新しい」取り組みを行っている農家を取り上げている。そして、それら取り組みが従来北海道で一般的に行われていた農業とどのように異なるのか、といった素朴な疑問から出発し、農家の取り組みから学ぶものは何かを考えるものである。
目次
第1編 北海道農業の展開と「新しい農家経営」の出現(北海道における戦後50年の農業展開の特徴と今後の課題;「規格型」農業の見直しの視点と「新しい農家経営」の特徴―調査事例から学ぶもの)
第2編 道南・道央低地地帯(効率的リサイクル生産システムとしての農業経営―松岡農場(北檜山町高橋貞光さん)
農業をささえてくれる山林―厚真町・本田弘氏 ほか)
第3編 稲作地帯(特別栽培米・有機野菜を地域・学校給食に供給―美唄市「元気招会」(今橋道夫代表)
無理せず頑張る新米農家―旭川市神居・浅野晃彦氏)
第4編 畑作地帯(消費者に農産物を届けて農を考える―訓子府町・中西康弘さんの実践を通じて;地域農業とともに歩む―農事組合法人卯原内酪農生産組合 ほか)
第5編 酪農地帯(風土に生かされた酪農を求めて―中標津町・三友盛行農場;「新しい農家経営」を追い求めて―研究会の経過報告)
著者等紹介
寺本千名夫[テラモトチナオ]
専修大学北海道短期大学経済科教授
市川治[イチカワオサム]
酪農学園大学酪農学部農業経済学科教授
志賀永一[シガエイイチ]
北海道大学大学院農学研究科助教授
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