出版社内容情報
青果物の取引方式の変容を通して、卸売市場の相互関係を分析することにより、今日の卸売市場体系の性格を明らかにする。予約取引が模索されるなど、新しい段階に入った。卸売市場の将来を考えるうえで、格好の一冊。 ※日本農業市場学会賞受賞※
はじめに
第1章 課題の設定とこれまでの研究
1 問題の所在と課題
2 卸売市場体系についてのこれまでの研究
第2章 取引方式の今日的特徴
1 取引方式の歴史的経緯(東京市場を中心にして)
2 卸売市場法体制下の政策展開と取引状況の変化
3 セリ比率の低位性
4 情報システム化の進展と取引の情報化
5 予約型取引の主流化と多様な取引方式の模索
6 取引方式による卸売市場階層構造の分析
7 取引方式に関する若干の整理
第3章 卸売市場体系に係る今日的特徴
1 卸売市場間取扱量シェアと価格格差の階層性
2 産地と卸売市場の階層的結びつき
3 卸売業者間の階層格差の拡大
4 商物分離の進展と物流のデポ拠点化
5 買付の増加と卸売市場の階層性
6 卸売市場と市場外流通の融合化
7 卸売市場体系に関する若干の整理
第4章 現段階の卸売市場体系
1 これまでの卸売市場体系論の検証
2 新段階の卸売市場体系について
3 情報主導型総合市場体系の検討
補論 花き卸売市場再編の現段階(青果物卸売市場と比較して)
目次
第1章 課題の設定とこれまでの研究
第2章 取引方式の今日的特徴
第3章 卸売市場体系に係る今日的特徴
第4章 現段階の卸売市場体系
補論 花き卸売市場再編の現段階(青果物卸売市場と比較して)