内容説明
「発達障がいは病気ではないので一生治りませんよ」病院を出たお母さんたちが、藁にもすがる思いでたどり着いたのは、こばと保育園の母子通園でした。“希望”の光が見えてくる!何度もくじけそうになりながらも、決してあきらめなかった、6人のお母さんの体験記。
目次
斎藤公子という人
序 脳科学からみた「学習」と「教育」 本書の意味するところ(小泉英明)
こばと保育園の実践
体験記(蘇った「命」―重度新生児仮死症・あかりちゃん;神様からの贈り者―染色体異常・葵ちゃん;手塩にかけて―発達障がい・新くん;ツンデレ天使―発達障がい・メイちゃん;藁にもすがる思いで―脳炎脳症・ゆうとくん;「待つ」ということ―発達障がい・蓮くん)
跋「すべての方々に感謝を込めて」(大城清美)
遺稿「乳幼児の無限の可能性を拓く」(斎藤公子)
著者等紹介
大城清美[オオシロキヨミ]
沖縄の認可保育園に勤務。そこでの研修会で斎藤公子の講演を聴き深く感銘を受ける。1978年より無認可こばと保育園を開園していた姉の勧めで、埼玉県深谷市の斎藤公子の元で一年間学ぶ。“さくら・さくらんぼ保育”を沖縄に持ち帰り、0歳から5歳児までの統合保育を実現する。長年、無認可こばと保育園を「子ども達のための駆け込み寺」として姉達・職員達と力を合わせ運営してきた。2016年、小規模保育事業こばと保育園の園長となる。2018年に「沖縄斎藤公子実践に学ぶ会」を結成した、斎藤公子の愛弟子の一人
穗盛文子[ホモリフミコ]
映画制作スタッフ・スクリプターを経て、斎藤公子と出会う。映画「アリサ」に衝撃を受けて埼玉県深谷市に居を移す。さくらんぼ保育園にわが子を預けながら、1997年より斎藤公子の仕事に同行し、記録撮影を開始する。オランダからきた女の子「トスカ」を撮影、「子ども達は未来シリーズ」を監督。斎藤公子の保育実践を次の世代に残すために映像制作を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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