内容説明
いったい、そこは、どんな世界だったのか?水中探査ロボットの工学者が、日本初の南極用探査機をつくった!その開発から、極地の湖底に潜航させるまでの怒濤の日々を描く。
目次
プロローグ 超深海の世界から
1章 深海ロボット、南極をめざす(深海に潜ったら、南極が見えてきた;南極用ロボット開発、始動;ROV完成からはじまるつぎのステージ)
2章 深海ロボット、南極に立つ(いざ、南極へ;ようこそ、きざはし浜小屋へ;嵐のなかの南極生活)
3章 深海ロボット、南極で潜る(南極調査用ROV、ロールアウト!;南極で水中ロボットにしかできないこと;南極をあとにして)
エピローグ 南極へと続くそれぞれの物語
著者等紹介
後藤慎平[ゴトウシンペイ]
1983年、大阪生まれ。筑波大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。第59次・第65次南極地域観測隊(夏隊)。民間企業、海洋研究開発機構を経て、東京海洋大学助教。専門は深海探査機の開発、運用。2014年から生物研究にまつわる海洋機器開発に取り組み、2018年には南極の湖底に生息するコケボウズを水中ロボットで撮影する、世界初のミッションを成し遂げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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