内容説明
「何がおきたの?」「放射線って、どんなもの?」「何に気をつければいいの?」「これからどうするの?」子どもが知りたいことを、子ども自身が学ぶために。
目次
原発の事故は、どんなふうにおこったの?
第1章 放射線のことをもっと知ろう
第2章 放射線とわたしたち
第3章 みんなが元気でいるためのこと
第4章 放射線に負けないぞ
第5章 みんなで考えること
もっと知りたい人へ
著者等紹介
木村真三[キムラシンゾウ]
科学者。1967年生まれ。福島第一原発事故がおきたすぐあとから、福島県で放射能汚染の調査を行う。同時に、チェルノブイリの調査もつづけている。だれもが放射線から身を守れるようになるため、市民科学者養成講座や、子どものための「キュリー学園」を福島県内で開催している。獨協医科大学准教授
坂内智之[バンナイトモユキ]
福島県内の小学校教諭。1968年生まれ。教室の子どもたちがチームとして学びあい、育ちあう授業をしている。最近では、日本全国や世界各地の教室と教室とをインターネットで結んで、学習方法の共有化や子どものがわからの授業改革をめざす「子ども未来プロジェクト」も進めている
柚木ミサト[ユギミサト]
画家、イラストレーター。企業ポスターなどの仕事を中心に、オフィスや店舗のディスプレイ・デザインも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nekopon
3
教文館のメルマガのおすすめになっていたので読んでみました。福島の小学校の先生が執筆し、あの木村真三氏が監修。挿し絵もネットで有名になったあの放射能の絵の方。子どもに対してわかりやすく、あたたかい目で書かれていて、良かったです。2012/02/10
Riopapa
2
あれから1年半以上たって、最初の頃の不安感は薄れているが、状況は変わっていないはず。20年ぐらいしてから、やっぱりとなるんだろうか?2012/11/10
nokonokoi
2
子ども向けなので、わかりやすかった。放射能とは、放射性物質が1秒間に放射線をいくつ出すかという力のこと。地震の国日本が、原発に頼るということは、この危険性を知っておく必要があるし、事故がなくても危険があることを理解していないといけない。2012/06/24
しーまま
2
子ども向けに分かりやすく書いた本なので、私にもよく分かりました。親子で読むのにオススメです。地図に「いばらぎ」と書かれているのが気になります。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」なんですけど…。2012/04/08
たこ
2
表紙のイラストが、子どもたちを放射線に立ち向かえといっているみたいで、なんだか好きになれなかった。大変な中、困難に立ち向かって、生活していかなければいけないのはわかるけど、大丈夫なんて誰も言えない。10年後20年後の未来を考えると、できるだけ子どもたちを原発から遠ざけたいと思う。2012/03/26