内容説明
噂は本当だった。伝説のアニメーション作家ライアン・ラーキンは、モントリオールの路上で物乞いをしながら暮らしていた。彼を「発見」した著者は、ライアンにある提案をもちかける―。六〇年代の栄光と挫折、救い主探し、人間のつながりの意味を見いだすこと、そしてアニメーション。二人の男の人生が交錯するゴンゾー・ジャーナリズム的ラーキン伝。
目次
あんたが部屋に入ると
神は知っている
俺のなかのその男
準備はいいかい?
ダウン・ザ・ハイウェイ
セイヴド
夏の日
ズタズタになって、汚れて
道化師が盗人に言うには(1)―ライアン・ラーキン1943~1962
もう戻れない〔ほか〕
著者等紹介
ロビンソン,クリス[ロビンソン,クリス][Robinson,Chris]
1967年、カナダ・オタワ市生まれ。世界四大アニメーション・フェスティバルのひとつ、オタワ国際アニメーション・フェスティバルの名物ディレクターにして、短編アニメーション界随一の語り部でもある。ハンター・トンプソンらから受けついだ「ゴンゾー」(気の狂った)ジャーナリズムのスタイルを採用し、アニメーション界に生々しい熱気と情熱とを注ぎ込む
土居伸彰[ドイノブアキ]
1981年、東京都生まれ。アニメーション研究・評論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。玉川大学ほかで非常勤講師を務める。日本学術振興会特別研究員。大学の授業で観たユーリー・ノルシュテインのアニメーション作品『話の話』に衝撃を受け、アニメーション研究の道を志す。2007年にはアニメーション作家・山村浩二らとともに、世界の短編アニメーション批評サイト「Animations」を開設、同時代の短編アニメーションについての情報発信や執筆などをおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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深川拓
garth
トムヤムクン