内容説明
本書は、アメリカ合衆国の経済を、1960年代から今日まで、著者の経験を基にして観察したものである。政策研究者としての視点から、アメリカから何を学び何を批判すべきか、1974年3月にアメリカを初めて訪問して以来、いつも考えてきた。著者はアメリカに関してこれまでに数多くの小文や数冊の著書を著したが、本書はそれらの成果も踏まえたものである。
目次
序章 アメリカとは何か
第1章 経済成長―動揺する経済社会政策
第2章 所得分配―豊かさと貧しさ
第3章 産業構造―栄光と衰退
第4章 環境―破壊と保護の相剋
第5章 ドル―国際基軸通貨の黄昏
第6章 国際関係―世界の友人アメリカ
第7章 日米関係―摩擦と相互依存
第8章 展望
1997年アメリカ経済の再検討