内容説明
夫婦世帯の比率低下、女性世帯主の増加、1人暮らしの激増など、伝統的な核家族とは全く異なる家族像が広がる中で、労働力への参加をますます強める女性。共働きや片親の家族、1人暮らしなどの新しいライフ・スタイルはどのような商品・サービスの消費、住居の選択、時間配分パターンをとろうとしているのか。そのような世帯で子供や老人の世話は誰がみるのか。本書は、劇的変化を遂げつつあるアメリカの家族の趨勢を、人口・世帯・家族、女性の仕事、新しいライフ・スタイルなどの側面から検証、さらに将来の趨勢を予測することで、アメリカ社会が今後直面することになる課題とニーズを明らかにする。
目次
第1章 序論
第2章 人口、世帯、家族(趨勢の概観;ライフ・コース変数;1990年にかけての世帯および家族構造の趨勢予測)
第3章 女性の仕事と家族収入(労働力参加;労働力へのアタッチメント;家族収入への貢献)
第4章 変わりゆく家族、変わりゆく時代(人間関係;新しいライフ・スタイル;家族と行政)