内容説明
本書は、私とイングランド銀行との対話である。中央銀行の形成という視角から金属準備のもつ意義を軸に、イングランド銀行の苦渋に満ちた歴史の年輪を刻んでみたものである。これまで15年間著者があちこちに書き溜めてきた諸論文を自己省察の意味を込めて1冊の形にまとめてみた。
目次
第1章 中央銀行論の展開に関する一考察―イングランド銀行の史的展開過程との関連で
第2章 イングランド銀行創設の一考察
第3章 イングランド銀行設立前後―近代的銀行の形成
第4章 18世紀のロンドン私立銀行とイングランド銀行―中央銀行の形成過程
第5章 イングランド銀行地方支店の研究―19世紀第2四半期における英国中央銀行史の一節
第6章 イングランド銀行総裁パーマーの見解―1832年の「パーマー・ルール」について
第7章 信用制度と銀行資本の論理構造―銀行(経済)論の展開に関する一考察
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