内容説明
ある朝ローマのはずれ、トゥルッロの空に、なぞの大きな物体がやってきた!!日食?!火星人の襲撃?!それとも…パオロとリタの兄妹は、さっそく正体を調べにむかう。そのとき、大人たちは…?!国際アンデルセン賞作家ロダーリの傑作。
著者等紹介
ロダーリ,ジャンニ[ロダーリ,ジャンニ][Rodari,Gianni]
1920年生まれ。20世紀のイタリア児童文学を代表する作家。ちょっぴりのアイロニーとたっぷりのユーモアで、ファンタスティックな作品を数多く残す。『チポリーノの冒険』(岩波少年文庫)など邦訳多数。また、随筆『ファンタジーの文法―物語創作法入門』(ちくま文庫)は、現在でも本国イタリアで司書や教師など子どもに携わる職業に就く人にとって、必読の書と見なされている。1970年国際アンデルセン賞作家賞を受賞。1980年没
よしとみあや[ヨシトミアヤ]
大阪外国語大学大学院イタリア語学専攻修了。イタリア政府給費留学生、ロータリー財団奨学生としてジェノヴァに留学。非常勤講師としてイタリア語・イタリア文学を教えながら、翻訳に従事
井川ゆり子[イガワユリコ]
2003年度ボローニャ国際絵本原画展・フィクション部門・入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
14
(図書館本)ロダーリが訪問した学校の子供達と一緒に作った物語。突っ込み処満載だけどとても面白かった。しかし原子爆弾の必要性がわからずモヤモヤしました。2019/06/02
ほんわか・かめ
12
テーマは反戦かな。科学者にも子どもがいる。なのに原子爆弾の研究をしている。あるミスで原子爆弾が不発となった(原子爆弾がケーキになってしまった!)ことを、大きな損失だと言う科学者。そんな研究こそがそもそも無駄だと言う子ども。おいしいものを食べて笑顔になる。子どもたちが幸せな国は幸せだと思える。(でも時代だなぁ、子どもが何度も平手打ちに遭う…)〈2006/汐文社〉2025/01/12
こかげ*ゆるゆる
4
なんかなあ…これ、原発事故の前ならほんとに楽しく読めたんだけど(..)ちょっとしかけが甘い感じではあるけど(^-^;ケーキだからってことでwwヘンゼルとグレーテルで不完全燃焼だったとこが、完全燃焼!だって、次の日なんにも食べたくないほど、お菓子が食べられるんだもん!(^o^)v2013/11/05
katokicchan
3
読書好きとなった原体験。千回以上読んだ。 風邪で休んだ時、母が買ってきてくれた。 夢のある本だけど、結構反戦思想が入ってる。1970/01/01
航輝
1
図書館本 予想外の展開に大笑い 子供の団結力と想像力の強さに感心 大人は中々慎重になりすぎている 二人の勇敢な兄妹の行動力から一気に物語が進んだ 最終的に愉快な物語2023/01/04