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内容説明
【最後まで残った人は、何があったかを伝えてください。私たちは自分にできることをしました。私たちを忘れないで】戦火のさなか、ガザの病院でホワイトボードに書かれていた言葉です。この言葉を残した医師は、命を落とすまで診療を続けました。ガザでは、いったい何が起きているのでしょうか。現地で医療支援を行う国境なき医師団のスタッフ6人の証言は、私たちに現実を突きつけ、課題を投げかけます。
目次
第一章 天井のない監獄
第二章 とつじょ始まった激しい戦い
第三章 極限状態の避難生活
第四章 医師が残したメッセージ
第五章 ガザ地区ハンユニス、ナセル病院
第六章 避難民であふれる街・ラファ
第七章 「徹底的な破壊」のあとに
著者等紹介
佐藤真澄[サトウマスミ]
広島県福山市出身。ノンフィクション作家・ライター。主な児童書に『ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾』(令和2年度児童福祉文化賞受賞)『生まれかわるヒロシマの折り鶴』(第57回緑陰図書選定)『ボニンアイランドの夏 ふたつの国の間でゆれた小笠原』(第46回緑陰図書選定)『小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅』(第44回緑陰図書選定/以上、汐文社)など。「ヒロシマ」をはじめとする社会的テーマを軸に、児童書・一般書の両分野で執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さく
18
「最後まで残った人は、何があったかを伝えてください。私たちは自分にできることをしました。私たちを忘れないで」ガザの病院に留まって患者の治療に当たり、イスラエル軍の爆撃で命を落とした医師が残した言葉。ガザで起きている現実を伝えること、それこそが、ガザを救うことになる。「沈黙というものは、確かに人を殺し得ます」。重い読書だった。市民たちが空爆にさらされ、病院でさえ攻撃されるガザに、派遣される医師たちがいる。生きて帰れる保証はないのに。彼らには、尊敬と感謝でしかない。世界から戦争がなくなりますように。2026/01/29
ヒラP@ehon.gohon
7
大人のための児童書2026/02/14
timeturner
3
命の危険も顧みず現地で働く「国境なき医師団」の医師・看護師・スタッフの証言がリアルで、何もできない私は無力感に苛まれそうになったが、今この瞬間にも苦しんでいる人々がいることを忘れないでいることが大切なのだとこの本では説いている。「言葉が常に人命を救えるわけではありませんが、沈黙というものは、確かに人を殺し得ます」子ども向けに書かれているだけに読みやすく、パレスチナ問題のそもそもの始まりから現在までがコラムで簡潔にまとめられているのもいい。2026/10/02
かにーじゃ
3
ガザ現地の当時の状況がよくわかる。国連が機能しなくなっている中、どうしたら権力者の暴走を止められるのか。道徳心を持った一人一人が自分のできる事をやるしかないが、それだけではとても解決できない。不条理だ・・・2026/02/01
ゆき
2
2026年長崎県読書感想文課題図書。まさに今現在進行形のガザ地区の現状を国境なき医師団で派遣された医師や看護師、スタッフ達の目線での記録。ニュースで見聞きするのとはまた違った角度で現場の切羽詰まった雰囲気を肌で感じる一冊。子供だけでなく大人でも十分読み応えのある内容となっている。全国の感想文課題図書にもアフリカのスラム街などの貧困に喘ぐ人々やそこに手を差し伸べる人の本があるがそちらよりも訴えてくるものがすごい。自分たちに何ができるのか。感受性の高い子にはこの本はかなり訴えてくるものがあると思う。2026/06/13




