感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
36
“やがて老人の前を通るときに、青年は黙礼をして、ばらの花をかいだのでした。老人は、なにかものをいおうとすると目がさめました。それはまったく夢であったのです。” そっと目を閉じれば瞼に浮かぶ、少し霞んだような野ばらの茂み。立ちのぼるきりりとしつつ甘い匂いと、飛び交うみつばちの羽音。小学校の教科書で何度も音読して、国境の石碑と野ばらの絵を描いたことも覚えている。こんなにも哀しい物語だったのか、戦争というものへのやり場のない怒りが込められた物語だったのかと、歳を重ねたことで気づくものがあった。巻末の解説に唸る。2025/06/02
たまきら
33
新刊コーナーより、鮮やかな色どりがまぶしい表紙に惹かれて。小川未明さんは「赤い蝋燭と人魚」など極有名なものしか知らず、こちらは初読。けれども世の中がきな臭くなっている今、こういう本が再出版されるのは素晴らしいと思いました。巻末の「野ばらとイマジン」も良かった。私も一アナキストでいたい。2026/05/11
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2025/06/19
はるあいママ
9
戦争をしたがっているのは、国の指導者であって、 それ以外の民たちは、戦いなんて望んでいない。 『戦争をやめた人たち』と通じるものがありました。2025/05/13
尾白
5
何かとても良かったです。情景心情、絵も美しく沁みてゆきます2026/05/12




