内容説明
ある雨の日、わたしは横浜の山手を訪れた。廃墟となった家の前を通りかかると、ピアノが一音、聞こえてきた。しかし、そこには誰もいない―。芥川龍之介の名作短編の世界を、人気イラストレーターのLOWRISEが描く。
著者等紹介
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒。在学中から創作をはじめ、1916年に発表した短編「鼻」が夏目漱石に絶賛される。その後も「杜子春」「薮の中」「河童」など多くの作品を発表し、大正から昭和の初めにかけての文壇で活躍する。1927年7月24日に薬物自殺
LOWRISE[ローライズ]
フリーランスイラストレーター。2014年に京都造形芸術大学情報デザイン学科を中退後、家業の八百屋で働きつつ、2020年よりイラストレーターとして本格的に活動を開始。人物と風景を合わせたエモーショナルな一枚絵を得意とし、数多くの書籍の装画やVtuberのキャラクターデザインなどを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。