怪談十二か月 怪談十二か月 夏―夜闇（やみ）にゆらめく陽炎

福井 蓮【著】

汐文社（2024/08発売）

• サイズ 46判／ページ数 144p／高さ 20cm
• 商品コード 9784811331348
• NDC分類 K913
• Cコード C8093

内容説明

「ダメだ。前を向いて歩くんだ」「でも」「よく見てみな」人の渦が誘い込まれるように空き地に入っていく。その上を人の顔をした鳥が、不気味に鳴きながら飛び回っていた。「あれは人を死に誘う化けものだ。南無三、南無三」わたしたちの後ろで、あざ笑うように風が音を立てた。

著者等紹介

福井蓮［フクイレン］
東京都出身。小学生の時、学校の七不思議のうち、４つを体験したことがある。それ以来、心霊現象、怪談、オカルトなど不可思議な現象を探求し続ける。特技：タロット占い。２０１２年深川てのひら怪談コンテスト佳作受賞

下田麻美［シモダアサミ］
中央美術学園卒業後、フリーのイラストレーターとして活動。最近では別名義シモダアサミとして漫画の執筆活動も行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[あさみ]

児童書コーナーで気になってた本。四季の言葉などを現代と昔話を織り交ぜたような怪談話。あまり怖くはないけど、どこか淋しいような話ばかり。ただただ不思議な話もあれば、この世の者じゃないようなものなどサラッと読める長さで読み切れます。

2025/06/12