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内容説明
あなたが恋に落ちるとき、支えてくれる家族の想いに気づくかもしれません―大人気作家の作品から、恋愛ショートストーリーの傑作を集めました。
著者等紹介
奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年、愛知県生まれ。2013年『左目に映る星』ですばる文学賞を受賞しデビュー
辻村深月[ツジムラミズキ]
2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で直木三十五賞、2018年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞
木村椅子[キムライス]
北海道札幌市出身。大学卒業後に劇団を旗揚げし、出演・脚本・演出として活動。2017年「ウミガメみたいに飛んでみな」で小説宝石新人賞を受賞。同作を収録した『ウミガメみたいに飛んでみな』で単行本デビュー
寺地はるな[テラチハルナ]
1977年、佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2020年『夜が暗いとはかぎらない』で山本周五郎賞候補。2021年『水を縫う』で吉川英治文学新人賞候補となり、同作で河合隼雄物語賞を受賞。『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9位入賞
瀧井朝世[タキイアサヨ]
1970年、東京都出身。ライター。WEB本の雑誌「作家の読書道」ほか、雑誌やWEB媒体で作家インタビュー、書評などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papapapapal
38
ティーンズの新刊棚より、好きな作家さんだらけで思わず手に取る。各作家さんの他作品集に収録されたものの中から、編者の瀧井朝世さんがテーマを決めて厳選した4篇。4分の3は既読だけど、何度読んでも心揺さぶられる良い作品ばかり! チョイスが良過ぎる!! タイトルには『恋の物語』とあるけど、どちらかと言えば家族の絆に重点が置かれているものが中心。装丁と内容が一致していないのは気になるところ。 唯一の初読み、木村椅子さんの『ウミガメみたいに飛んでみな』も、人間の可愛らしさが溢れ出ていてとても好きだった。満足!2024/04/12
ゆっき
31
辻村深月さんが読みたくて借りたYA本。恋と家族がテーマの恋愛ショートストーリーの傑作選。辻村深月さんと寺地はるなさんの作品は既読。奥田亜希子さんと初読みの木村椅子さんもよかった。寺地はるなさんの最後の一行「きみはきっと、だいじょうぶ」に励まされました。2025/03/19
コンチャン
10
恋と家族がテーマのアンソロジー作品集でした。若い世代向けの作品でしたが、作家陣は豪華。初読みの木村椅子さんの作品も結構よかったです。2025/05/04
コウママ
7
図書館YAコーナーから。恋と家族がテーマのアンソロジー。奥田さん辻村さんの読んだ事あるみたいだけどすっかり忘れてた。いい話だった。木村椅子さんはじめましてで好みの文とストーリー。北海道が舞台で会話のちょっとした方言とかがいい感じ。寺地さんも既読、これはすごくグッときた話でしっかりラストも覚えてる。また読めて、ここに入っていて、素敵だな。選者の瀧井さんさすがだわぁと思いました。2024/08/30
ごま麦茶
7
10代の読者を対象にした恋と家族がテーマのアンソロジー。恋より家族の印象の方が強かった気がします。どの作品も好き!『さよなら、エバーグリーン』は中学生の恋と曾祖母の触れ合い。曾祖母と過ごしている場面にほっこり。中学生の成長のお話。『「妹」という祝福』は、学生時代、仲良くなかった姉妹。家族ってそうだよねと思わされました。『ウミガメみたいに飛んでみな』は、母を亡くした後の家族のお話。夫婦の話にじんわり。この作家さんの他のお話も読んでみたい。『深く息を吸って、』は、今悩んでしまってる学生さんに読んでほしいお話。2024/04/17