内容説明
世界には約1500の活火山があり、日本はその約7%、111もの活火山が、陸地にも海の底にもある、火山の国です。火山は人類の歴史が始まる前から大きな噴火を繰り返してきました。美しい景観や温泉を生み出す一方災害ももたらしてきました。なぜ日本には火山が多いのでしょうか?なぜ噴火が起きるのでしょうか?噴火から命を守るためにはどうしたらいいのでしょうか?ダイナミックな地球の営みとその歴史をのぞいてみましょう。
目次
火山ってなんだろう?火山を知ろう(世界の0.25%の陸地に世界のおよそ7%の火山がある 日本列島は火山列島;火山はなぜ日本に多いの? 日本の下に潜り込むプレートが火山をつくる;マグマをつくるプレートはなぜ動くの? マントルの大循環「スーパープルーム」 ほか)
火山から身を守る(火山防災の第一歩は火山災害の歴史を知ること 噴火は甚大な被害をおよぼすこともある;崩れ落ちた山―渡島駒ヶ岳(北海道)、磐梯山(福島県)、眉山(長崎県) 大災害を招く「山体崩壊」と「火山津波」
気になる南海トラフ地震と富士山噴火の関係 地震と噴火は関係があるの? ほか)
著者等紹介
鈴木毅彦[スズキタケヒコ]
東京都立大学都市環境学部地理環境学科教授。1963年静岡県生まれ。地形学・第四紀学・火山学・自然地理学を専門とし、東京の火山の歴史や地形・地質のなりたちを調べることで、火山噴火などによる自然災害に関する研究もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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