内容説明
日本は国土の約75%が山や丘陵という山国です。みなさんの住んでいるところにはどんな山があるでしょうか?ゴツゴツした岩だらけの山もあれば、苔むした森におおわれた山もあり、緑の草原が広がる山もあります。新しい山もあれば、古い山もあります。今、この瞬間にも山は盛り上がり、削れていき、新しい姿になっています。山はどうやってできたのか、地球のふしぎをのぞいてみましょう。
目次
山ってなんだろう?
山はどうやってできるの?―1 山は地面が盛り上がってできる(隆起や噴火で姿を変える大地―地面はどうやって盛り上がるの?;地面を盛り上げているのはプレートの動き―なぜ大地は動いているの?;日本を代表する3000m級の高山帯―日本アルプスはこうして生まれた ほか)
山はどうやってできるの?―2 山は盛り上がりが削れてできる(長ーい時間をかけて―水や氷、空気が大きな山を削っていく;流れる氷が山をガリガリ削り取る―氷河がつくった地形、カールとU字谷―槍ヶ岳(長野県・岐阜県)ほか
雨や風に削られてできる―不思議な形の花崗岩の山―高盤岳(鹿児島県)ほか ほか)
山をもっと知ろう(山の凸凹がわかる地形図の見方―「等高線」で筑波山(茨城県)を見てみよう
知っておきたい測量の歴史―山の高さをどうやって測ったの?
山の景色をつくるのは地形だけじゃない―さまざまな植物が山の風景をつくる)
著者等紹介
鈴木毅彦[スズキタケヒコ]
東京都立大学都市環境学部地理環境学科教授。1963年静岡県生まれ。地形学・第四紀学・火山学・自然地理学を専門とし、東京の火山の歴史や地形・地質のなりたちを調べることで、火山噴火などの自然災害への防災に関する研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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