内容説明
「表現」の根源は、日常の喜怒哀楽の表出から、人間普遍の精神的高揚・浄化を伴う芸術表現まで、今を生きる人々の「生死=生活」そのものに在る。就学前教育の場で、表現活動を展開するための視座とは何か。その諸相を探る。
目次
第1部 表現・芸術の探究(美の根源を求めて;就学前教育における芸術と美の位相)
第2部 演劇教育知の未来(人間社会と演劇;子どもと演劇;国際化とコミュニケーション能力)
第3部 芸術の基礎的体験と創造的体験(内面に形成されるかたちと感情;遊び文化が伝承される芸術州)
著者等紹介
山本直樹[ヤマモトナオキ]
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程美術教育専攻(演劇学専修)修了。日本音楽学校幼児教育科専任講師、有明教育芸術短期大学子ども教育学専任講師および准教授を経て、長野県立大学健康発達学部こども学科准教授。現在、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)学校教育実践学専攻学校教育方法連合講座に在学中。専門領域等:演劇教育、表現教育、保育者養成教育。所属学会:日本保育学会、日本演劇学会、日本教育方法学会、日本保育文化学会、日本学校教育学会
太宰久夫[ダザイヒサオ]
玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒業。Institute for Readers Theatre(U.S.A.)License取得。玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科教授、東京演劇大学連盟代表理事、子ども文化地域コーディネーター協会専務理事、特定非営利活動法人アートインライフ代表。島根県芸術文化センターグラントワの立ち上げから現在まで演劇部門担当、同協議会委員。文化庁推進の文化芸術による子供育成総合事業関係の講師および演出を担当。北九州芸術劇場開設時より学芸担当講師、演劇教育・表現教育および市民参加型舞台劇演出監修。幼児・児童から高齢者に至るすべての年齢層を対象とした表現教育(Drama in Education)活動の理論と実践や指導者養成などを全国各地で行う。地域における芸術文化振興事業の一貫として、市民ミュージカル・市民劇・町民劇など市民参加型舞台創作・創造における演出、教育監修を全国各地で担当。NHK教育テレビ「うたってオドロンパ」監修・演出、「からだの力」出演。劇団関係で児童青少年対象作品の脚本・構成・演出。旧厚生省中央児童福祉審議会優秀賞や特別賞を多数受賞。専門領域等:舞台芸術演劇分野(演出・演技・俳優養成)、児童青少年演劇、演劇教育、表現教育、スピーチコミュニケーション(Oral Interpretation)、コミュニティ・アート(地域における芸術文化振興)。所属会:日本児童青少年演劇協会、国際演劇協会日本センター
青木久子[アオキヒサコ]
青山学院大学大学院修士課程修了。国家公務員から東京都公立幼稚園教諭、東京都教育庁指導部・都立教育研究所指導主事、同統括指導主事、国立音楽大学教授兼同附属幼稚園長等を歴任。現在、青木幼児教育研究所主宰、実践研究・研修支援、執筆等を中心に活動している。専門領域等:幼児教育学、教育実践研究、発達臨床心理士。所属学会:日本保育学会、日本教育学会、日本発達心理学会、日本臨床発達心理士会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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