内容説明
みなさんにとって、戦争は身近なものではないかもしれません。しかし、世界では、今でも、戦争や紛争が行われています。この本では、アフリカ地域のおもな戦争・紛争を取り上げ、その概要や背景について、地図を使ってわかりやすく解説しています。
目次
世界の戦争・紛争で知っておきたいこと“アフリカ編”
ソマリア内戦
コンゴ動乱/コンゴ内戦
ティグレ紛争
マリ北部紛争
ダルフール紛争
エチオピア・エリトリア国境紛争
ギニアビサウ内戦
チャド内戦
ルワンダ内戦
エチオピア内戦
ビアフラ内戦
アンゴラ内戦
コートジボワール内戦
アルジェリア独立戦争
ナイル川の水資源をめぐる争い
国連平和維持活動って何?
日本による国際平和のための活動
南アフリカの人種問題
著者等紹介
小川浩之[オガワヒロユキ]
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。博士(法学)。専門は現代イギリス政治外交史、国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kan
23
大型本でふりがなもあり、複雑なアフリカの紛争を地図つきで網羅的に概観しイメージがつかみやすく非常に親切なつくり。民族間対立、資源、旧宗主国、代理戦争、近隣国の紛争との関連など、問題は何層にもわたることが実感としてわかる。国境を恣意的に引き、民族間対立を煽る支配構造にした西欧諸国の罪は重いよなあと思う。国という単位が適切なのかわからなくなるほど紛争が多く、人の移動も多いことが視覚に訴える形で示され、悲しい気持ちになった。ルワンダの勉強で読んだがコンゴやブルンジへの影響も大きく、歴史の複雑さに目眩さえする。2024/11/03
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