内容説明
戦争により南北に分断された日本。“エゾ”はユニオンの支配下に置かれ、その島にとほうもなく高い塔が建造された。中学生の浩紀と拓也は異国の大地にそびえるその塔に憧れ、自分たちで作製した飛行機でその場所まで行く計画を立てていた。浩紀は好意を抱いていたサユリにそのことを話し一緒に行く約束を交わすのだが、ある日突然、彼女はその約束も果たせぬまま姿を消してしまう―。新海誠初の長編アニメーションを小説化。
著者等紹介
新海誠[シンカイマコト]
1973年長野県生まれ。アニメーション監督。2002年、ほぼ1人で制作した短編アニメーション『ほしのこえ』で注目を集める。以降、発表する作品は国内外で数々の賞を受け、16年公開『君の名は。』は記録的な大ヒットに。19年公開の『天気の子』も大きな話題を呼んだ。22年には最新作『すずめの戸締まり』を公開。自身の監督作を自ら小説化し、小説家としても高く評価されている
加納新太[カノウアラタ]
愛知県出身。小説家・脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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