内容説明
戦争により南北に分断された日本。“エゾ”はユニオンの支配下に置かれ、その島にとほうもなく高い塔が建造された。中学生の浩紀と拓也は異国の大地にそびえるその塔に憧れ、自分たちで作製した飛行機でその場所まで行く計画を立てていた。浩紀は好意を抱いていたサユリにそのことを話し一緒に行く約束を交わすのだが、ある日突然、彼女はその約束も果たせぬまま姿を消してしまう―。新海誠初の長編アニメーションを小説化。
著者等紹介
新海誠[シンカイマコト]
1973年長野県生まれ。アニメーション監督。2002年、ほぼ1人で制作した短編アニメーション『ほしのこえ』で注目を集める。以降、発表する作品は国内外で数々の賞を受け、16年公開『君の名は。』は記録的な大ヒットに。19年公開の『天気の子』も大きな話題を呼んだ。22年には最新作『すずめの戸締まり』を公開。自身の監督作を自ら小説化し、小説家としても高く評価されている
加納新太[カノウアラタ]
愛知県出身。小説家・脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
31
のめりこむように目を走らせ、ページをめくる早さに自分で驚くほどの1時間だった。序章からいきなり十数年の過去に戻って物語は動き出す。本州の北端・津軽半島の中学生が自分たちの手でジェット機を作ろうとするのが発端。記述に違和感があったが、すぐに、わたしたちの世界と似ていて別の世界線にある出来事なのだ、ということに気がついた。日常的な青春の流れが、しだいにセカイ系に発展してSFに変貌していく。これだけの長さでありながら、主要人物はわずか三人。例によって読後に表紙を見て、イラストの意味に気がつく。そうだったのか!2026/01/04
のん
1
映像とは違って、掻き立てられる想像の世界に浸れるファンタジーの世界。純白のヴェラシーラが、今日のような真っ青な空を飛行するのをワクワクしながら空想する。 サユリを想うふたりの勇気と優しさ、そして強さが愛おしくさえ思える。2025/01/03




