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内容説明
女の子が抱えていた茶虎の猫は、いつのまにか真っ赤な彼岸花に変わっていた。「あなたはさっき、なぜ振り返ったの?」女の子がさびしそうにつぶやく。「鈴の音が聞えたから」「鈴。失くしてしまったの。だから…」女の子はそう言うと、彼岸花をボクに手渡し、夕暮れの道を、駆け出して消えていく。
著者等紹介
福井蓮[フクイレン]
東京都出身。古来よりの文化人類学的な見地からの不思議な話や古典文学など多岐にわたり探究。不思議な話では、小学生の時、学校の七不思議のうち、4つを体験。以来、心霊現象、怪談など不可思議な現象の話を収集。2012年『深川てのひら怪談』佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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