内容説明
パイロット、作家、バイオリニスト、それぞれの夢をもった3人の女の子。ヤルキさんがくれた、きれいなつばさをもっています。ところが、そこに悪の軍団があらわれます。「ソレハムリ」「ガイケンビジン」「カタハメ」…自分でも知らないうちに、空なんて飛べないとあきらめてしまいます。でも、小さなきっかけで、大切なことに気づくのです。どうか夢をあきらめないで。だれでもみんな、つばさをひろげれば、空たかくとんでいけるのだから。
著者等紹介
レゲーラ,ラケル・ディアス[レゲーラ,ラケルディアス] [Reguera,Raquel D´iaz]
スペインのセビーリャ出身イラストレーター。文章や絵をかくほかに、歌手、作詞・作曲など音楽活動にも携わる。セビーリャ大学でグラフィックデザイン、デジタルイラストレーションを学ぶ。現在まで約30タイトルの本を手がけ、そのうち絵本作家としては15タイトル以上の作品を出版している。『たかくとびたて女の子』は、スペインで2017年の児童・ジュブナイル向けの絵本ベストセレクション16に選ばれている
星野由美[ホシノユミ]
東京都出身。早稲田大学教育学部卒業。スペイン語圏の絵本の翻訳、紹介につとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
32
娘がとても気に入った本です。女の子に投げかけられる、善意かもしれないけれど自由を妨げるさまさまな言葉…世界共通なんだかな、と感慨深かったです。女の子のためのこういう絵本がある時代で、幸せ。2020/09/16
うー(今年も遅くなります)
23
〈絵本〉高学年に読みたい!!女の子たちには思い描いていた夢があり、みんな翼を持っていた。でも飛べなくなっていった。原因は『悪の軍団』のささやき。リーダーのソレハムリを筆頭にカガミニウツス、カタハメ、ガイケンビジン、フカンゼン(ネーミングお見事)。タイトルは『女の子』とあるが女の子に限らず、みんなに気付いてほしいなぁ。そして世に蔓延る悪の軍団側の言葉を使っていないか?自分も反省。2021/05/16
遠い日
13
今でも、やっぱりどこの国でも色濃く残る、「女」「女の子」縛り。子どもの時分から知らぬ間に操られ、諦めや妥協に飼いならされていく女の子たち。知らぬ間に溜め込んでしまった小石を振り落としたら、戻ってきたもの。夢や希望をまたしっかりと持つ喜び。いい本ですが、言い難い抑圧も感じます。2020/02/22
ヒラP@ehon.gohon
11
【再読】大人のための絵本2023/08/10
退院した雨巫女。
11
《図書館-展示》女の子の夢を叶えるのが、大変なんだなあ。悪の軍団に負けず、夢を叶えて欲しいなあ。昔、同じ女の子だった私は!2022/01/27
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