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内容説明
夏休み、大学生の大木丈二は、ガールフレンドの朋子が父親と暮らす離島の別荘を訪れた。誰もいない美しい砂浜、やさしくもてなしてくれる朋子と父親…しかし、夜になると父親の態度が急変し、深夜の別荘の中では不気味な足音が!部屋の扉にカンヌキをかけて閉じこもった丈二だったが…(「砂に書いた名前」より)。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。日本機械学会に勤めていた1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞して作家デビュー。1978年、『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーとなって作家専業に。多彩なシリーズキャラクターが活躍するミステリーのほか、ホラーや青春小説、恋愛小説など、幅広いジャンルの作品を執筆している。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年、日本社会に警鐘を鳴らす『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんちゃん
106
赤川次郎さん初読。図書室で借りて読了!素直に言って怖いっていう奴だった😱字が大きくて読みやすかったのが◎特に最後のタンスのお話は純粋に怖さがあるものでした。その他の「角に曲がった家」「砂に書いた名前」「猫の手」もあり、短編集で読みやすかったのですが、私的にはイマイチ怖いって感じでもなく普通に楽しめるやつなので大丈夫です👌老若男女楽しめる作品なので是非読んで欲しいです✨2020/02/01
sayuri
57
「角に建った家」「砂に書いた名前」「猫の手」「我が愛しの洋服ダンス」ちょっと怖い4つの物語が収録された作品集。4作共に既に書籍化されているので、全て過去に読了済みでしたが、懐かしく読ませて頂きました。古い物は1983年の「我が愛しの洋服ダンス」もう36年も前の作品であるけれど、それ程古さは感じませんでした。文字が大きく、漢字には全てルビがふってあるので、小学生やこれから読書を楽しみたい中学生の方々にオススメ。ホラーの迷宮と銘打っているけれど眠れなくなるくらいの恐ろしさはないので怖い話が苦手な人でも大丈夫!2019/01/30
モモ
49
赤川次郎さんのホラー短編集。『角に建った家』ある日、突然建った「古い」家。ある小説にそっくりな家と少女。知らないうちに、小説の絵に新しく何かが加わっていく恐怖。そんなときに幼馴染が帰ってこない…。『砂に書いた名前』好きな子の別荘に遊びに行った少年のひとときの?一生の?恐怖。『猫の手』忙しいときに猫の手も借りたいと思ったけれど…。『我が愛しの洋服ダンス』夫が愛用していた古い洋服ダンスを処分したら…。どの話も短いながら、ハラハラと楽しめる一冊。赤川次郎さん、オリジナル著書が600冊あるというのが凄い。2020/09/05
ゆっき
20
赤川次郎さんホラーの迷宮第二弾。第一弾よりもゾクッとする話が多かったです。表題作「砂に書いた名前」は安心したあとのラストが衝撃的でした。不思議なちょっとだけ怖い物語を楽しめました。2020/05/05
まっきー☆
11
図書館本。赤川次郎ホラーの迷宮シリーズの2冊目。ちょっと不思議なお話が多いと思ったが、最後のタンスの話はちょっと怖かったな・・・。確かにタンスが嫌いになる。笑 最初の「角に曲がった家」が一番お気に入り。大好きな本に出てくる家や建物がもし目の前に現れたら?そりゃ入らずにはいられないでしょう。本の中の登場人物になってでもいいから、そこにいたくなる・・・かも。次の本もさくっと読んでしまおう! あと「猫の手」の最後に出てくる孫の手、という言葉に注釈があったのが驚き!今の子は知らないのか!?2020/06/17