内容説明
オーストリアでおこなわれたW杯。葛西選手がスタート。「ツィー!」会場を埋めた観客が一斉に大声で叫びます。「伸びろ」という応援です。ふだんは、自国の選手にしか叫びませんが、今日は特別です。197メートル!テレマークも完ぺき!文句なしの完全優勝。オーストリアの英雄シュリーレンツァウアー選手が真っ先にかけよります。各国の選手たちも握手を求めに来ました。選手たちが他人の勝利をこんなにも祝福するのは歴史的なことでした。
目次
1 41歳で銀メダル
2 スポーツ万能な少年
3 ジャンプは世界とつながっていた
4 はじめてのオリンピック出場
5 リレハンメルオリンピック
6 長野オリンピック
7 ソルトレークシティでの挫折
8 ソチオリンピックの栄光へ
9 世界のノリアキ・カサイ
10 「アイ・コンティニュー・フォエヴァー(僕はずっと続けます)」
著者等紹介
師岡亮子[モロオカリョウコ]
神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。国士舘大学体育学部非常勤講師としてスポーツ専門英語を教える。NHK衛星スポーツ、ジェイスポーツなどにてMLB、NFL、NBA、NHL、NCAAバスケットボールなどの番組通訳・翻訳をてがける。ジェイスポーツ、FOXスポーツ、GAORAのスキー番組制作のために1998年よりスキージャンプ、ノルディック複合を国内外で広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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