内容説明
24時間、365日開いていて、小さな藻類から80メートルの高さにそびえ立つ樹木まで、植物たちの素晴らしいコレクションを展示。植物はどのように進化してきたのか?なぜ、こんなにも個性豊かな植物が生まれてきたのか?さまざまな視点から植物をとらえ、博物館の展示室に見立てて紹介。
目次
総合案内
第1展示室 植物の誕生
第2展示室 木本植物
特別展示室 進化のふしぎ
第3展示室 草本植物
第4展示室 細長い葉の単子葉植物
第5展示室 風変わりな単子葉植物
第6展示室 極限に生きる
資料室
著者等紹介
スコット,ケイティ[スコット,ケイティ] [Scott,Katie]
ブライトン大学でイラストを学び、エルンスト・ヘッケルの繊細で精密な美しい生物画に影響を受ける。代表作に『アニマリウム ようこそ、動物の博物館へ』(汐文社)がある。ロンドン在住
ウィリス,キャシー[ウィリス,キャシー] [Willis,Kathy]
イギリス王立植物園(キューガーデン)研究部門長、オックスフォード大学教授。生物多様性についての研究・教育に携わっている。オックスフォード在住
多田多恵子[タダタエコ]
植物学者・ナチュラリスト。東京大学大学院博士課程を修了。立教大学、国際基督教大学、東京農工大学などで教育と研究に携わり、著作やフィールド観察会などを通じて、生物多様性の普及と啓発につとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クリママ
52
38㎝×28㎝の大型本。よく見る植物画(それは大好きだが)ではなく、正確さ詳細さはそのままに、わかりやすくデザインされ、それがこの絵の個性になっている。また、ただの植物画集ではなく、まさに植物の博物館、「植物界の生命の樹」から始まり、様々な科に分類され、わかりやすく、興味深い。繰り返し見ても飽きることのない素晴らしい一冊だった。2022/07/14
おか
41
おほほほ この本持っただけでなんかお大尽(変換できない、もう死語か?)になった気がする。この紙の手触り、そしてこの絵‼私はこの絵の中で自分が小さな小さなサイズになって遊んでいるような心持になる。熱帯雨林の箱庭の中で一日中でも遊んでみたい 読友さんに教えてもらわなかったら、知らずに月日が過ぎていったでしょう。教えてくださり感謝です。2022/08/07
KEI
34
植物図鑑というよりタイトル通り植物の博物館。抑えた色調で精密な植物の絵が描かれている。植物の進化の経過を示す生長の樹からは進化の過程のでイラストのサイズ感が圧巻。原始、木本植物、裸子植物、果樹、庭木など様々な分類で示され、細やかな説明が何度も本を手に取りたくなる。大型本なので図書館で借りた時には驚いた。2022/08/04
ジュースの素
10
憧れの本をついに購入。楽天のポイントを貯めて書いました。(笑) 英国のキューガーデンの監修の大判の素晴らしい本。写真でなく、すべてが絵で描かれている。植物好きにはたまらない一冊。種目別に代表的な花や葉、タネ、木全体など多岐に渡って系譜別になっている。紙質や抑えた色調の絵が素晴らしい。人生の宝物になる。2018/02/22
遠い日
7
表紙に強い既視感を覚え、あれこれ探ってみると『アニマリウム ようこそ動物の博物館へ』と同じ画家ケイティ・スコットの絵だった。こういうみっしりと描き込まれた絵を舐めるように見ていく時間の至福。植物の系統樹なんぞは、うっとり。未だに新種が発見され続ける植物の不思議。このように、いつでも行ける博物館はありがたい。2017/11/09
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