内容説明
青い瞳と上品な白髪、イギリスの小さな村で暮らすやさしそうなおばあさん―それがミス・マープル。おしゃべり好きのふつうのおばあさんに見えますが、じつは、すばらしい推理力の持ちぬしで、身近におこった事件をさらりと解決してしまいます。その名探偵ぶりは有名で、今日もまた、事件をかかえた村人たちがミス・マープルのところに相談にやってくるのです。
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ]
1890年~1976年。イギリスの女流作家。「ミステリーの女王」と呼ばれている。1920年、30歳のときに『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。ミス・マープル、私立探偵エルキュール・ポアロをはじめ、何人もの名探偵のキャラクターを生み出した
中尾明[ナカオアキラ]
1930年生まれ。明治学院大学文学部英文科卒業。作家、翻訳家、児童文学者。日本児童文学者協会理事、日中児童文学美術交流センター会長、創作集団プロミネンス代表を務めていた。2012年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
62
ロンドン郊外の小さな村に住み、身近で起こった事件を解決して行く名探偵ミス・マーブルの物語です。物語は、わかりやすく楽しい「風変わりないたずら」は、叔父の遺産の在りかを探す男女物語です。ちょっとした手掛かりから鮮やかに事件を解決して行く「巻尺殺人事件」は、村のお金持ちの夫人が殺された事件を鮮やかに解決します。一番面白かった「申し分のないメイド」は、村のアパートに引っ越してきたばかりの姉妹にまつわる物語です。→2022/10/25
biba
1
ミス・マープルのお話は初めてだったので、児童書で読んでみました。老眼なので、大きな字が助かりました。面白かったので、次は長編に挑戦しようかな。2020/07/08
コフィ
1
すべてルビ付き、子供さん対象の本です。 表紙がオシャレです^v^ あっという間に読めちゃいます。2018/03/31
chima.
1
子どもたちに読み聞かせがてら読んだ本。なかなか癖のある表現が多く、子どもたちに理解できるのか?と思いながら読んでましたが、面白かったそうです。
遠藤三春
0
アガサクリスティーの本、もしかしたら初めて読んだかも。風変わりないたずら、巻尺殺人事件、申し分のないメイドの三編。安楽椅子探偵モノらしく、こういう洞察力羨ましい。児童書用に簡単な書き下しになってるんだろうけど結構面白く読めた。次はちゃんとした文庫で読みたいな。個人的には宝探しのやつが好き。2020/08/08