内容説明
ウルグアイムヒカ元大統領から日本へのメッセージ。
著者等紹介
くさばよしみ[クサバヨシミ]
艸場よしみ。編集者
田口実千代[タグチミチヨ]
イラストレーター。小説の挿絵、装画を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
293
とてもいい話だった。とても真摯に物事を考えているなぁと思った。2015/11/07
馨
153
もう1冊のスピーチの絵本よりも大人向けかな?ムヒカ大統領の考え方はやはり哲学が絡んでいたのですね。やはり哲学は生きる上で大事なのだとわかりました。豊かになりたくて働くのに、豊かさを上回るお金を稼ぐために時間がなくなっている、本末転倒な毎日を送っていることに気づかされました。お金がないと生きてはいけないけれど、ムヒカ大統領に、命とは、生きていることは奇跡なんだと改めて教わってはっとしました。2015/12/23
chimako
112
たった70ページ足らずの本だが厳選して15ヵ所にチェック。ムダなところが一切無い。巻末の写真のムヒカ氏は色あせ伸びきったスウェットにサンダル履きで本にサインをする。奥さんのルシアさんもスニーカーに茶色のズボン。ブラも無し(たぶん)。お二人の生活ぶりがうかがえる。これは、これからの子供たちに向けた本だが人生のかなり後半を生きる自分にとっても勇気づけられる一冊。「人生は過去じゃない、未来だ。」「貧乏とは無限に多くを必要とし、欲しがることである」欲しいものはあまりないし、人生は未来。さぁ、これから。2016/03/08
k sato
103
ウルグアイ第40代大統領のホセ・ムヒカが語ったのは、彼の人生哲学であった。命、幸福、自由、容赦とは何か。国連会議のスピーチで注目を浴び、その質素な生活にも関心が集まった。「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれたが、物質的、精神的な貧しさは感じられない。彼の哲学は、アイマラ族の言葉「貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがること」に似ている。大量生産・消費の資本主義とは正反対。先進国は強欲で、物欲を満たすために生きているようだ。彼の哲学は、どう生きたいかを教えてくれる。老子の「知足者富」が浮かんだ。2023/02/28
Aya Murakami
100
世界一貧しい大統領の存在は知っていましたが、まさか逮捕歴があるとは…。壮絶な人生だったのですね…。 そして暇ということを今まで見下していましたが、作者さんの言葉でそうではないと気づきました。これから暇を活用して哲学してみます。2018/01/16