• ポイントキャンペーン

ぼくが5歳の子ども兵士だったとき―内戦のコンゴで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 47p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784811322117
  • NDC分類 K367
  • Cコード C8098

内容説明

ぼくの名前はミシェル・チクワニネです。今からお話しするのは、ほんとうにあったことです…1993年、コンゴ民主共和国は政治の転換期にあった。5歳のミシェルが友だちと遊んでいたある日、なんの前ぶれもなく、反政府軍の兵士が校庭にトラックを止めた。子どもたちはわけもわからぬままトラックに乗せられ、山間の野営地に連れていかれた。そして、暴力が支配するおそろしい世界に閉じこめられてしまった。

著者等紹介

ハンフリーズ,ジェシカ・ディー[ハンフリーズ,ジェシカディー] [Humphreys,Jessica Dee]
国際的な人道問題、軍事問題、子どもの問題を扱うノンフィクション作家

チクワニネ,ミシェル[チクワニネ,ミシェル] [Chikwanine,Michael]
コンゴ民主共和国生まれで、カナダのオンタリオ州トロント在住。トロント大学でアフリカ学を修め、講演活動をしている。世界じゅうを回って、だれにも世界を変える力があると説いている

ダビラ,クローディア[ダビラ,クローディア] [Davila,Claudia]
児童文学者でイラストレーター。環境問題を扱った漫画をシリーズで出版。チリで生まれ、現在は夫と娘とともにオンタリオ州トロント在住

渋谷弘子[シブヤヒロコ]
27年間、県立高校で英語を教えたのち、通信教育で翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

89
アムネスティによると現在も19ヵ国で25万人の少年少女が戦闘員にされたり、性的な目的、スパイ、雑用係として強制的に徴用されているという。この絵本は5歳だった男の子の経験を元にしている。1993年コンゴ民主主義共和国、友だちと遊んでいたミシェルはマシンガンを持った反政府軍に拉致される。傷つけられた腕にコカインを擦り込まれ、銃を持たされ、気づいたら血だらけの友の死体が目の前に転がっていた。麻薬で恐怖心を取り除き、暴力で子どもたちをコントロールする。大人の事情に巻き込まれた彼らを救い出す方法はないなだろうか。2016/05/26

yomineko@ヴィタリにゃん

59
もう戦争は蚊帳の外ではない!世界中、戦争紛争だらけ!今迫り来る危険。内戦のコンゴの少年兵士ミシェルは運よくカナダに移住出来たが、父は虐殺された。命令されて親友のケビンを殺してしまったミシェル。これは小説でしょうか😢😢😢世界中には25万人もの子ども兵がいるが、武器が軽量化、簡素化し彼らにも扱える様になったため。25万人のうち、なんと40%が少女。当然、性暴力の餌食にもなる。2024/07/02

たまきら

17
読み友さんから。自分が読むために借りたんですが、オタマが食いつきました。夫は「まだ早すぎるよ」と渋い顔。確かに早いかもしれないけれど、そんな時期に全く違う状況で生きている子もいる。娘の顔を確認しつつかいつまんで読みました。最後に出てくる彼の顔写真を見て、「今はお兄ちゃんなんだね」と娘。その後一人で何度もめくり、夫に「お父さんはね、殺されちゃったんだよ」「お友達を殺さないといけなかったの」と読み聞かせてました。子どもからすべてを極限まで奪い取る。でもね、対岸の火事ではないと思う。彼女におぼえておいてほしい。2016/11/05

ケニオミ

17
内戦時代のコンゴ民主共和国。5歳で拉致されて、勇敢な兵士になる儀式として親友を殺したなんて、本当にトラウマとなる経験ですよね。隙を見て逃げ出してきたため、著者のミシェルはラッキーだったけれど、抜け出せない子供達がごまんといる事実が怖いです(本当は5万人以上です。)。この絵本の真の主人公はミシェルのお父さんです。弁護士として内戦を止めさせようと奔走した末、毒殺されてしまいます。その彼の言葉「人間の価値は富の量や成功の数ではなく、どれだけ人の為に尽くしたかによって測られる」(こんな意味の言葉)が印象的でした。2016/03/05

ヒラP@ehon.gohon

12
五歳という幼さで兵士に仕立てられてしまったこと、友だちを銃で殺してしまったこと、にわかには受け止めきれない、衝撃的な事実が語られています。 あまりのことに息をのみ、神経を高ぶらせながら、一気に読んでしまいました。 地球のどこかで、このような事が起きていることを、忘れてはいけないと痛感します。2016/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9823477
  • ご注意事項

最近チェックした商品