内容説明
エミーリエ、15歳。家族で旅行に出かけたスペインのグラン・カナリア島の浜辺で、海から救いだした少年は、ガーナからの難民だった―。世界9か国に翻訳された、ベストセラーYA!2009年ARKチルドレンズブックアワードノミネート。2012年IBBYオナーリスト翻訳部門。
著者等紹介
枇谷玲子[ヒダニレイコ]
1980年、富山県に生まれる。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターにゲスト学生として留学。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。北欧の児童書の翻訳紹介を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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火星人碧
2
西アフリカには、働くところがなく、仮に働き口がみつかったとしても、低い待遇で危険な仕事をしなければならない国がある。だからヨーロッパを目指し不法入国を繰り返す。そまつなボートにぎゅうぎゅう詰めにされて、海を渡る。自殺行為である。やっと目的地にたどり着いた者も、現地で捕まり強制送還されてしまう。難民たちと、偶然に彼らを見つけ、手助けして行動をともにする少女エミーリエの話。政治が悪いのだ。しかしもっと悪いのは無関心なのだろう。2020/09/11
mick
1
戦禍によるシリア難民問題とは違う、アフリカの経済難民の様が描かれる。フィクションだがノンフィクションのように読めた。子供向けということで端的にわかりやすく書かれている。難民問題を考えるきっかけとなる本にもなりそう。2015/11/01
秋津三郎
0
5992017/09/14
ゴ
0
難民問題に興味をもつきっかけになりました。これからいろいろと調べてみたいです。あと、著者のシモンさんがイケメン…。2016/06/05
luce
0
途中からスレイマンがソウレイマネに、ウスマンがオウスマネになったのが気になった。2015/12/17