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目次
1章 新聞記者になるまで(本棚一つない家で;「向こう見ず」でいこう ほか)
2章 記者生活の日々(「だめだぜ、おい!」;当事者になれない? ほか)
3章 記者、母になる(子どもがほしい!;新しい命とともに ほか)
4章 アメリカでの発見(会社を辞めよう;会社は辞める、仕事は辞めない ほか)
5章 再び新聞記者に(海を二度越えた桜;言葉に迷う日々 ほか)
著者等紹介
小国綾子[オグニアヤコ]
1966年大阪生まれ。1990年毎日新聞社に入社。長野支局、社会部、夕刊編集部などを経て、2007年秋に退社し、家族で渡米。4年間の米国滞在中、週刊ポストにコラム「ニッポンあ・ちゃ・ちゃ」を連載。2011年に帰国し、毎日新聞社に再就職。『アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた』(径書房)で、2013年度ミズノスポーツライター賞(優秀賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
67
新聞の書評欄を見て借りてみた。人にものを伝える難しさが新聞記者には永遠にまとわりついていることだろう。言葉のニュアンスで受け取り方は様々だから。感情を込めることはできない。中立の立場でものを書くことで、傍観者…という自分の立ち位置を歯痒く思うのだろう。当事者は、それ相応の痛みと覚悟を持っている。迷ったらやったことのない方を選ぶ。それも自分の中の当たり前を打ち破る行為で新たな道を見つける最短距離かもしれない。言葉を紡ぐだけが記者ではない。正しい内容の中にも心に届く表現の追求もある2015/01/12
tokotoko
46
いいタイトルだなぁ!って思いませんか?私、一目で気に入ってしまって、図書館で借りて、一気に読みました。読み仮名がついてるので、きっと児童書です。けれど、内容は大人が読んでも十分読み応えがあると思います。傍観者じゃなくて当事者になりたいと、「新聞記者」という枠の中で一生懸命悩み、迷いながら走った時期。家庭と仕事との狭間で悩んだ時期。思い切って枠の外に出た時期。いろんな体験が濃く書かれてます。ホントにお会いしてお話聞いたみたいな迫力です。絞り出された言葉にも、力があります。エネルギーの塊みたいな1冊でした。2014/11/22
nanmatuko
18
迷ったらやったことのない方を選ぶという生き方。できない自分だからこそできることがある、と前向きな作者から元気をもらえる。生後半年の息子を連れてバックパックでスペインとはすごい行動力!新聞記者として、取材した人の思いを伝えるために、悩みながら言葉の力を大切にして記事を書く彼女を応援したいと思いました。中高生にオススメ。2017/02/06
けんとまん1007
17
面白いタイトルで、読んで成る程と思った。新聞記者という職業、?疑問に思ったことを取材する中で!そうなのかとなる。だからこそ、記事に出来るし、納得できるのだということ。迷った時は、経験していないことを選ぶという姿勢が素晴らしい。会社を辞めるということと、仕事をやめるということを分けて考えていることが成る程と思いながらも、なかなかできないんだろう。あとは、取材における視点・立場。両方の立場を経験することとか、白黒ではなくて、その間にあるいろんなグレーな領域を意識するということ。参考になる。2014/12/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
どんなテーマで取材する時にも、一番知りたいと思う「問い」(?)をまず、スタート地点に置いてみる。…省略…「あっ、もしかして」と思った瞬間、<疑問符 ?>が<感嘆符 !>に変わるのだ。と前書きにあった言葉に共感を覚えました。著者の取材する立場ではなくても、何に対しても疑問を持つのは自分の考えを確立するのに必要なこと。感嘆符に変わった瞬間の感動を何度も味わいたいです。2021/03/26




