内容説明
マシュー・ヘンソンは、ありきたりの人生を送れるようには生まれついていなかった。マシューの夢は航海することだった。ボルチモアの港を出て、世界をまわり、数度の航海ののちに、北極にたどりついた。いかなる恐怖も寒さも、飢えも人種差別も、マシューに冒険や世界探検をやめさせることはできなかった。北極圏で生きのびる技術を身につけ、何年にもわたってピアリー提督を支えた。すべては自分の夢を実現させるために。そして、何十年にもわたって危険に立ち向かい、困難をはねのけ、ついに北極点に立つという快挙を成し挙げた。黒人ゆえに不当なあつかいを受けながらも、みずからの力で、立派な探検家―真に勇敢な人―であることを証明してみせた。
著者等紹介
ウェザーフォード,キャロル・ボストン[ウェザーフォード,キャロルボストン] [Weatherford,Carole Boston]
“Jesse Owens”や“The Sound That Jazz Makes”(カーター・G.ウッドソン賞受賞)、“Moses:When Harriet Tubman Led Her People to Freedom”(コレッタ・スコット・キング賞イラスト賞受賞、全米黒人地位向上協会イメージ賞受賞、コルデット賞オナー作品賞受賞)など、黒人を描いた作品が多い。フェイエットビル州立大学教授。ノースカロライナ州在住
ヴェラスケス,エリック[ヴェラスケス,エリック] [Velasquez,Eric]
“The Piano Man”のイラストでコレッタ・スコット・キング賞と、ジョン・ステップトゥ新人賞を受賞。本書が初の邦訳作品。ニューヨーク市の美術学校The School of Visual Artsを卒業。ニューヨーク州ハーツデール在住
渋谷弘子[シブヤヒロコ]
27年間、県立高校で英語を教えたのち、通信教育で翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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