内容説明
月子は、みんないっしょに白い海を泳いでいるような気がした。―だけど、いっしょにおぼれるのはいやだ―北の大地に、月子と剛の澄んだ声が、今日もこだまする。
感想・レビュー
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Pechi Minato
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図書館「家族」特別コーナーより 1995年刊 林明子さん絵(ペン画素敵)で手に取った、読みかけ『北海道の牧場で』(1979年刊)とリンクした。酪農は重労働。戦後農業の黎明期から農業はどう進化してきたのか?命を支える一次産業の、見直し急がねばならないのでは? 追い込まれる登場人物たち、硬直化する価値観に囚われる者たち、なかなかに辛い内容に参りかけたが、支え合いに救われる。 日本の農業が、自然を大切に農業を営む家族が、団体が、尊重されますように。 p124はp79! p82勉強って、なに? 名付けは親の心2022/02/11