感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
154
後世に伝えるために記した、夏のおわり。紙さえない社会で、皆の目に触れるために奔走する。どんなに残酷な内容でもそれが現実であり、本にして言葉にすれば書き換えられることなく伝わっていく。人間はすぐに都合の悪いことを忘れてしまうが、決して癒えることのない信念の灯まで消えることはない。どんなに辛くなることがわかっていて、強風に吹かれて閉ざしていたはずの感情が濁流に戻っても、その本を読み返すことで、更なる決意は固まる。ようやく残った家族が揃い、愛する者のために京都へ。悲しみの足跡を砂浜に残して、第7巻は幕を閉じる。2024/01/20
八百
20
明るい兆しと言った矢先にオーマイガーッ!な第7巻、隆太の感化院仲間の復讐劇相手の泣き言を皮切りに朴さんによる三国者差別、おっさんの原爆回顧録そしてキャノン機関に端を発するGHQ批判などの恨み言のコングロマリット。そして圧巻はお母ちゃんが……巻末に繰り広げられる壮絶な描写とマッカーサーや天皇陛下をも矛先とした戦争への激し過ぎる怒りは深い悲しみを誘う。悪魔の兵器で一瞬にして街や家族を焼き尽くされた広島の人たちの消えない心の傷はまさにこういうことなんだろう。それでも天国の父母の励ましを受け麦っ子ゲンは立ち上がる2016/07/22
コウメ
14
涙が止まらん(´;ω;`)2019/03/25
カープ坊や
8
《再.....再読》 ついに お母さんまでも 原爆症にて(号泣) 骨すら残さない原爆許すまじ!2014/03/27
ずず
5
原爆が落とされてから4年も経っているんですね。それなのにまだ原爆の影響が続いていて、おじさんも、ついにはお母さんまで。ノロのおじさんも隆太も結構なことをしているけど、元を辿ると戦争が起因としてあるので複雑な心持ちになる。こんな状況の中でも発揮される人情やふざけ合いが光って見える。2025/08/16