内容説明
DTM(デスクトップ・ミュージック)とは、コンピューターを中心として机の上で音楽を創ってしまう製作スタイルのことだ。一般的には“打ち込み”などという名称で語られることが多い。10年前はまだ珍しかった“打ち込み”も、現在ではごく当たり前の音楽制作スタイルとなってしまったというわけだ。一方、DTMの中心となるコンピューター界もその勢力分布の図式が大きく変わり、“98”中心だった日本のコンピューター市場もこの4~5年の間に“Macintosh”のシェアが徐々に拡大してきた。特に、音楽をコンピューターで操るために必要な“シーケンス・ソフト”に関しては、MacOSの特徴を生かしたグラフィカルでイージー・オペレーションを実現している点、音色管理ソフトとの併用や専用シンクロナイザーが使えるためシンセサイザーの集中管理に適している…、といった具合に1台でいくつもの働きをこなしてくれるため、ミュージシャンを始め音楽関係者から絶大なる支持を受けている。そこで、世界中のトップ・プロも愛用しているこのMacを使って、自宅で“音楽創ることの楽しさ”を味わってみたいという人のために、いったいMacで何ができるのか?何をそろえればいいのか?といった素朴な疑問に答えようというのが本書の主旨。
目次
第1章 DTMとは
第2章 DTMのシステム作り
第3章 シーケンス・ソフトの基礎知識
第4章 ノーテーションに挑戦
第5章 シンセの音色管理に挑戦
第6章 さまざまな音楽ソフト
第7章 HDRソフト
第8章 波形編集ソフト
第9章 デジタル・オーディオの世界
第10章 MTRとの同期
第11章 MIDIとは
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