内容説明
若い間の人生は上り坂に、老いてからは下り坂に、よく例えられる。しかし、人生八〇年時代、老いの道は多少の下り勾配はあっても、しばらくは平坦な道が続く。その道をゆっくり歩きながら、行き交う人と微笑を交わし、肩をたたき合い、“人持ち・友持ち”の幸せを味わいたい。
目次
1 笑って朝をスタート―老いを明るく(笑って朝をスタート;いい笑顔 ほか)
2 金持ちよりも人持ち・友持ち―良い人間関係を(金持ちよりも人持ち・友持ち;プレゼント ほか)
3 良い思い出は心の財産―家族のきずな(良い思い出は心の財産;お受験ババの思い ほか)
4 おばあちゃんは新聞記者だった―新聞記者としての日々(おばあちゃんは新聞記者だった;記者と鉛筆、昔話 ほか)
5 先輩を偲んで―追悼の記(山川菊栄さん;石垣綾子さん ほか)
著者等紹介
金森トシエ[カナモリトシエ]
東京生まれ。フリージャーナリスト。1952年4月~82年3月読売新聞東京本社編集局婦人部(現、生活情報部)記者、同部長、編集委員。1982年4月~93年3月神奈川県立かながわ女性センター初代館長、同顧問。1977年4月~89年3月日本大学芸術学部文芸学科非常勤講師。1995年9月「男女共同参画社会づくり」功労・総理大臣賞受賞。1996年10月~2000年10月鎌倉市教育委員。現在、日本記者クラブ会員。日本エッセイスト・クラブ理事。高齢社会をよくする女性の会理事。鎌倉ペンクラブ副会長
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感想・レビュー
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アイスマン
13
日本の男性は、韓国や中国の男性と同じく総じて柔らかな笑顔が少なく、相手が女性だからと優しい表情を向けてくれる事はない。 儒教の男尊女卑の名残りなのか。 他方で、ヨーロッパでは自然な笑顔を向けてくれる男性が多い。これは海外旅行の経験を持つ女性共通の見解だ。 多くの日本の男性は、堅くて、暗くて、気難しそうで「オトコの3K」だ。 やっと笑っても、イエスだかノーだか理解できない曖昧な薄笑い止まり。 •••との部分が特に印象に残った。もっと笑顔を大切にしたい。2018/03/30
読書実践家
10
人それぞれ、趣味、出会いがあり、寿命もまちまち。十人十色の人生があり、旅行に行って様々な人と交流する。せわしい現代社会の中でそんなゆとりを持ちたいものである。家族に対する思いやりを最後まで持っておくこと。仕事が順調にいけば、お金も入ってくる。自分の人生に人もお金も自然と回ってくるように、知性も人間性も磨いていきたいと思った。2015/08/29
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- 社長・重役の実践経営学