内容説明
変動する社会を直視し、歴史を振り返り、理論を鍛え、社会福祉のこれからを展望する。
目次
第1章 転機の社会福祉(生活実態と施策の乖離;社会政策の発展;生活支援施策体系の再構築;L字型構造とブロッコリー型構造;社会福祉の一体的把握;不確実な福祉ミックス;ガバメントからガバナンスへ)
第2章 変動する現代社会と社会福祉(社会福祉の普遍化;現代社会の変容;転機に立つ社会福祉;社会福祉(学)研究の争点)
第3章 社会福祉の歩みを振り返る(歴史を見る眼;社会福祉の原風景;資本主義社会の救済原理;社会政策と社会事業;福祉国家と福祉社会;これからの社会福祉)
第4章 社会福祉の新たな展望(わが国社会の変動と社会福祉;流動化する社会福祉;社会福祉限定の歴史;社会福祉の再定義―新たな限定;包摂的社会政策への展開;地域福祉としての展開)
第5章 居住の権利―社会福祉の視点で考える(生存の基盤としての住居;福祉の基礎としての住居;人権としての居住権;住宅政策と社会福祉政策;社会福祉政策と住宅政策の交錯;居住支援の三通りの次元;残された論点)
著者等紹介
古川孝順[フルカワコウジュン]
1964年日本社会事業大学社会福祉学部卒業、66年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了、94年博士(社会福祉学)学位取得。日本社会事業大学教授を経て東洋大学社会学部教授。社会学部長、社会学研究科委員長を歴任後、ライフデザイン学部教授・学部長に就任。その後、福祉社会デザイン研究科委員長、福祉社会開発研究センター所長を経て、12年現在生涯学習センター所長。この間、文部科学省学校法人・大学設置審議会専門委員、日本学術会議連携会員、日本社会福祉学会会長等を歴任し、現在社会福祉士国家試験委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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