内容説明
独裁政権下、言論の自由も、草の根の労働運動も厳しく弾圧されていた時代の韓国、フィリピンなど、アジアの女子労働の実態を、その背景となる政治・経済の状況を、リアルに描く。本書は、戦争を知る世代から、戦後世代への、これだけはしっかり伝えておきたい、というメッセージである。
目次
再会―労働組合で働く厳しさと喜びと
2 挑戦―英語を自分の言葉に
3 圧政―真実を伝えたい
4 活動―アジアの女性たちとともに
5 労基法―人間の尊厳をかけて
6 連帯―グローバル化への歯止めを
語るべきことを語ることの大切さ―結びにかえて
著者等紹介
塩沢美代子[シオザワミヨコ]
1924年東京に生まれる。1944年日本女子大学家政学部第三類(社会事業専攻)卒業。1946年日本女子大学家政学部社会福祉学科助手(1947年まで)。1948年東京YWCA体育専門学院修了。1949年全蚕糸労連(全国蚕糸労働組合連合会)書記(1963年まで)。1964年名古屋キリスト教女子青年会幹事(1966年まで)。1966年大洋漁業労働組合書記(1970年まで)。1983年アジア女子労働者交流センター所長(2000年まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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