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内容説明
否応なく変貌する日本列島の海。そこに生きる人びとへの深い共感と、漁村の現状への強い危機感を貫かれた聞き書き集。さらに本書では、戦中・戦後の生き地獄を見た、今は高齢の話者が語る壮絶な体験談を収めた。
目次
下北の果て、九艘泊の岸辺で(青森県むつ市脇野沢・九艘泊)
女船長、日本海を行く(福井県福井市茱崎町)
松葉ガニとトリガイと(京都府舞鶴市下安久)
大阪湾に漁村あり(兵庫県洲本市由良町)(大阪府泉南郡岬町・泉佐野市春日町)
島娘、ワカメを刈る(三重県鳥羽市桃取町)
海女三人、潜きを語る(三重県志摩市志摩町御座・越賀・和具)
志摩散歩、鍛冶屋と桶屋と(三重県志摩市志摩町和具・鳥羽市相差町)
往きつ戻りつ、熊野灘早田行(三重県尾鷲市早田町・須賀利町)
杖ひとつ―漁村にも戦場があった(三重県度会郡南伊勢町相賀浦)
「忘勿石」を忘れるな―南風見再訪(沖縄県八重山郡竹富町南風見・大富)
著者等紹介
川口祐二[カワグチユウジ]
1932年、三重県に生まれる。70年代初め、いち早く、漁村から合成洗剤をなくすことを提唱。そのさきがけとなって実践運動を展開。88年11月、岩波新書別冊『私の昭和史』に採られた「渚の五十五年」が反響を呼ぶ。日本の漁村を歩き、特に女性の戦前、戦中の暮らしを記録する仕事を続けている。同時に沿岸漁場の環境問題を中心にエッセイを執筆。現在、NHKふるさと通信員、海の博物館(鳥羽市)評議員、三重大学客員教授。1983年度三重県文化奨励賞(文学部門)受賞。1994年度「三重県の漁業地域における合成洗剤対策について」により三上賞受賞。2001年7月、(財)田尻宗昭記念基金より第10回田尻賞を受賞。2002年2月、三銀ふるさと三重文化賞を人文部門で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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