内容説明
独立行政法人国立女性教育会館ではキャリア形成という観点から調査研究、研修等を進めてきていますが、本書は、研究領域への女性の進出という点から行なった調査研究の結果です。平成一五年度、一六年度には、女性研究者が能力を十分に発揮し、活躍できるようにするために、様々な研究分野で活躍する研究者が情報交換を行なうための懇談会を実施しました。またそれとともに、女性研究者のネットワークづくりを支援するためのプロジェクトを立ち上げ、調査研究も行ないました。その一つとして、若い女性を支援するために、研究者として活躍している女性たちが、どのようなプロセスで研究者になったのかを知ることができるようにということで、ロールモデル集をまとめたものです。
目次
1 自然科学(アクセシビリティ研究の歩みを振り返る(日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所アクセシビリティ・リサーチ主席研究員 浅川智恵子)
心おもむくままに歩んで(奈良女子大学教授 井上容子) ほか)
2 医学(遺伝子医療を専門にして(東京女子医科大学附属遺伝子医療センター所長 斎藤加代子)
一生理学研究者の歩んだ道(社団法人日本女医会会長 橋本葉子) ほか)
3 人文科学(自立への志を大切に!(文京学院大学・大学院教授 柏木恵子)
女性は研究者に向いている(北海道大学大学院教授 仲真紀子) ほか)
4 社会科学(憲法学・ジェンダー法学研究者として(東北大学教授 辻村みよ子)
モチベーションを大切に(早稲田大学大学院教授 浅倉むつ子) ほか)