内容説明
敗戦から六十年。わたしたちはこの間に、何を手に入れ、何を失ってきたのでしょうか。わけても激動の最底辺を生きた農村女性の場合は―そのいのちと暮らしの物語を、戦後史を縦糸に、彼女たち自身の手記や作品を横糸に紡ぎ、探ってみる。
目次
第1部 おんなたちの戦中・戦後
第2部 おんなたちの仕事と暮らし
第3部 おんなたちの心とからだ
第4部 おんなたちの「曲がり角」
第5部 おんなたちのたたかい
第6部 おんなたちの人間復興
著者等紹介
大金義昭[オオガネヨシアキ]
1945(昭和20)年8月生まれ。栃木県出身。早稲田大学法学部卒業。社団法人家の光協会編集局編集委員。月刊誌『家の光』『地上』編集部、文化センターふれあい課、総合企画局事業開発室などを経て文化センターと編集局の局長から現職に。この間、JA全中に2年間出向。新潟県安塚町雪だるま特派員などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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takao
2
ふむ2024/12/21
おたきたお
0
膨大な参考文献を元にテーマ別・時代別に整理され読みやすい。各ページ下欄にその時代特有の用語解説や参考文献が掲載され、若年層や初心者向けに親切な構成である。戦後直後まで「農村がアジアだった頃の風景」という表現に納得。土間や炊事場が居間より一段低いなど「"住む人の心を離れて住居なし"、人のつくた家屋の構造に人がまたつくられていく」という指摘は秀逸。現金収入を必要とし出した1960年代から出稼ぎや内職が増加し、零細農家と大規模農家に両極化した。現代の女性たちは主体的に社会と関わり、農村の明るい面を紹介している。2006/03/14
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